同じ価格帯の建売住宅でも、断熱等級は物件ごとに異なり、冬の暖かさや冷暖房の効きに差が出ます。物件を比べるときは、等級と省エネ性能ラベルをあわせて確認することが大切です。碧南市で物件探しをする方に向けて、三幸住宅株式会社が見方を解説します。

1. 断熱等級とは?住まいの断熱性能を示す指標

断熱等級(断熱等性能等級)とは、住宅性能表示制度で定められた、住まいの断熱性能を示す指標です。等級は1〜7の7段階で、数字が大きいほど外の暑さ・寒さの影響を受けにくい住まいであることを表します。

2025年4月からは、すべての新築住宅で省エネ基準(断熱等級4相当)への適合が義務になりました。そのうえで、等級5はZEH(ゼッチ)水準、等級6・7はさらに高い水準という位置づけです。

数値が小さいほど熱が逃げにくい「UA値」

断熱等級は、主に「UA値(外皮平均熱貫流率)」という数値で決まります。UA値は、屋根・外壁・床・窓などから家の熱がどれだけ逃げやすいかを表し、数値が小さいほど断熱性能が高いことを示します。等級を判定する基準のUA値は、地域の気候によって異なります。

2. 等級4・5・6・7の違い|碧南市(6地域)の基準で比べる

碧南市は、省エネ基準の地域区分で「6地域」にあたります。6地域では、等級5はUA値0.60以下、等級6は0.46以下が基準で、等級6は等級5よりも熱が逃げにくい、ワンランク上の断熱性能です。

等級 6地域のUA値の基準 位置づけ 暮らしの目安
断熱等級4 0.87以下 省エネ基準(新築の最低水準) 現在の新築住宅に求められる基本の断熱性能
断熱等級5 0.60以下 ZEH水準 冷暖房が効きやすく、部屋ごとの温度差も小さくなる
断熱等級6 0.46以下 ZEH水準を上回る 冬の室温が下がりにくく、結露も起こりにくい
断熱等級7 0.26以下 現行の最高等級 少ない冷暖房で室温を保ちやすい、非常に高い断熱性能

等級5と6、暮らしで感じる差

断熱性能が高いほど、冬に暖房を止めても室温が下がりにくく、リビングと廊下・洗面所などとの温度差も小さくなります。窓や壁の表面が冷えにくいため、結露が起こりにくくなるのもメリットです。冬の結露やカビに悩んだことがある方は、碧南市の住まいでできる結露・カビ対策もあわせてご覧ください。

2030年度に向けて、新築の省エネ基準は引き上げられる方針

国は、2030年度以降に新築される住宅でZEH水準の省エネ性能を確保することを目指し、遅くとも2030年度までに省エネ基準を段階的に引き上げる方針を示しています。これから購入する住まいが将来の基準に照らしてどの水準にあるかは、長く住むうえでも、将来売却するときにも意識しておきたいポイントです。

POINT

三幸住宅がご案内している碧南市の新築分譲住宅でも、同じ価格帯で断熱等級5の物件と等級6の物件があります。「どちらを選べばいい?」というご相談の事例も増えています。価格や立地とのバランスを見ながら、等級の違いを比べることが大切です。

3. 省エネ性能ラベルで物件を比べる

断熱等級の違いが光熱費にどう表れるかは、物件ごとの「省エネ性能ラベル」で比べるのが確実です。ラベルには断熱性能だけでなく、年間の目安光熱費も表示されます。

ラベルに載っている4つの項目

2024年4月から、新築住宅の販売・賃貸の広告などで省エネ性能ラベルを表示する制度が始まりました。ラベルには「エネルギー消費性能」「断熱性能」「目安光熱費」「ZEH(ゼッチ)」の4つの項目が表示されます。断熱性能は家の形のマークの数で示され、ひと目で等級が分かる仕組みです。ラベルの詳しい見方は、国土交通省の省エネ性能表示制度のページで確認できます。

ラベルがない物件は、物件資料の等級で比べる

ラベルの表示は販売する事業者の努力義務のため、すべての物件に表示されているわけではありません。ラベルが見当たらない場合は、物件資料に記載された断熱等級や、長期優良住宅かどうかを手がかりに比べましょう。

住宅ローン控除や補助金も省エネ性能で変わる

住宅ローン控除や住宅の補助金は、省エネ性能によって対象となるかどうかや、受けられる金額が変わります。断熱性能は、毎月の光熱費だけでなく、購入時の資金計画にも関わるポイントです。控除の条件は碧南市で住宅ローン控除を受けるための条件で解説しています。

4. 断熱等級だけでは分からないこと|良い判断をするために

断熱等級は建物の断熱性能を示すものですが、実際の住み心地は窓の向きや日当たり、換気の方式などでも変わります。良い判断をするためには、等級とあわせて現地で確認することが大切です。

窓の向き・日当たり・周辺の建物

同じ断熱等級でも、南側の窓から冬の日差しがしっかり入る家は暖かく感じやすく、西日が強く入る家は夏に暑くなりやすくなります。隣の建物との距離や、南側に今後建物が建つ予定があるかも、内覧時に確認しておきたい点です。

換気の方式と気密性

換気の方式によっても、室温の保ちやすさは変わります。排気の熱を回収して取り込む空気を温める「熱交換型」の換気システムは、冷暖房の効率を高めるのに役立ちます。また、家のすき間の少なさを示す気密性(C値)は、断熱等級の評価には含まれていません。気になる場合は、担当者を通じて売主に確認しましょう。

中古住宅の断熱性能は物件ごとの差が大きい

中古住宅の断熱性能は、建てられた時期の基準や、その後のリフォームの内容によって大きく異なります。物件資料に断熱等級の記載がないことも多く、確認に時間がかかったり、はっきり分からなかったりする場合もあります。窓が複層ガラスかどうか、断熱リフォームの履歴があるかなどを手がかりにし、必要に応じて住宅診断(インスペクション)の利用も検討しましょう。

  • 物件資料に記載された断熱等級
  • 省エネ性能ラベルの有無と目安光熱費
  • リビングの窓の向きと冬の日当たり
  • 換気システムの種類(熱交換型かどうか)
  • 中古住宅の場合は窓の仕様と断熱リフォームの履歴

5. 断熱性能と住み心地をあわせて相談|三幸住宅の物件探し

三幸住宅では、物件資料の断熱等級の読み方から、日当たりや窓の向きの確認まで、まとめてご相談いただけます。断熱性能と住み心地の両方を見て比べることで、ご家族が快適に暮らせる住まいを選びやすくなります。

実際に「断熱等級6の物件は少し高いけれど、選ぶ価値はある?」といったご相談をいただく事例もあります。耐震性や劣化対策など、断熱以外の性能もまとめて確認したい方は、住宅性能評価書の見方と物件選びもあわせてご覧ください。

断熱性能の条件で物件を探す

気になる条件がある方は、今ご案内できる物件を条件ごとに探せます。

※ 該当する物件がない時期は、新築一戸建て一覧をご案内します。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. 断熱等級5と6で、光熱費はどれくらい違いますか?

A. 間取りや家族の人数、暮らし方によって変わるため、一概には言えません。物件ごとの差を知りたい場合は、省エネ性能ラベルの目安光熱費を比べるのが確実です。ラベルがない物件は、担当者を通じて売主に確認できる場合があります。

Q2. 断熱等級7の建売住宅はありますか?

A. 建売住宅ではまだ多くありません。等級6でも、新築の最低水準である等級4を大きく上回る断熱性能です。等級だけにこだわらず、価格や立地とのバランスで選ぶのがおすすめです。

Q3. 中古住宅の断熱性能は、どう確認すればいいですか?

A. 中古住宅は物件ごとの差が大きく、断熱等級が分からないことも少なくありません。窓の仕様や断熱リフォームの履歴を確認し、必要に応じて住宅診断(インスペクション)を利用する方法があります。確認に時間がかかる場合もあるため、早めにご相談ください。

Q4. 断熱性能が高いと、夏は暑くなりませんか?

A. 断熱性能が高い家は、外の熱が入りにくいため夏も冷房が効きやすくなります。夏の日差しの入りやすさ(ηAC値)も等級の判定に含まれています。窓の向きや日よけの工夫もあわせて確認しておくと安心です。

Q5. 気密性(C値)は物件資料で確認できますか?

A. C値は断熱等級の評価に含まれていないため、物件資料に記載がないことがほとんどです。気になる場合は、担当者を通じて売主に測定の有無を確認することができます。

Q6. 断熱性能によって住宅ローン控除は変わりますか?

A. 変わります。新築住宅の住宅ローン控除は、省エネ性能によって対象となるかどうかや借入限度額が異なります。制度は年度ごとに見直されるため、購入時点の最新の条件を確認しましょう。

まとめ|断熱性能で迷ったらここを確認

この記事では、断熱等級の見方と住み心地の違いを解説しました。重要なポイントを整理すると以下の通りです。

  • ・碧南市は6地域。等級5はUA値0.60以下、等級6は0.46以下が基準
  • ・同じ価格帯の建売でも、等級5と等級6の物件がある
  • ・光熱費の差は、省エネ性能ラベルの目安光熱費で比べる
  • ・窓の向きや換気の方式など、等級以外の条件も現地で確認する

断熱等級と住み心地の両方を確かめることが、快適な住まい選びにつながります。判断に迷ったときは、お気軽にご相談ください。

「気になる物件だけ見てみたい」そんな方もお気軽にどうぞ

碧南市の物件をまず見てみる →