不動産の終活|年代別シリーズ

碧南市で50年以上の実績を持つ三幸住宅が、60代から始める不動産終活のポイントをわかりやすく解説します。定年・子の独立など節目が重なるこの年代こそ、住まいと相続対策を具体的に動かす最適なタイミングです。

1. 60代が不動産終活の「行動のとき」である理由

50代が「情報収集と話し合いの時期」だとすれば、60代は「実際に動く時期」です。定年退職によって収入構造が変わり、子どもが独立して家の使い方が変わり、親の相続を経験するなど、60代は不動産に関する意思決定が一気に現実化する年代です。

特に重要なのは、「健康で判断力がある今のうちに動く」という視点です。70代・80代になると、体力・判断力の低下・認知症のリスクなどによって、売却や名義変更の手続きが難しくなるケースがあります。60代は、自分の意思でスムーズに動ける最後のチャンスともいえます。

POINT

不動産の売却・贈与・名義変更などの手続きは、判断能力が明確な状態で行うことが重要です。認知症などで判断能力が低下すると、家族が代わりに手続きを進めることが難しくなります。60代の今こそ、動き始める適切なタイミングです。

2. 60代が直面しやすい不動産の3つの課題

碧南市・西尾市・高浜市エリアで60代の方から多くいただくご相談を整理すると、主に以下の3つに集約されます。

① 定年後の収入変化と維持費のバランス

現役時代は問題なかった固定資産税・修繕費・管理費も、年金収入に切り替わると負担感が増すことがあります。「住み続けるために維持費を払い続けるか」「売却して老後資金に充てるか」という判断が現実的な課題になります。今の自宅がいくらで売れるかを把握しておくだけでも、老後の資金計画が具体化します。

② 子どもが引き継がない可能性

子世代の住む場所・ライフスタイルの変化により、「親の家を引き継ぐつもりはない」というケースが増えています。子どもに頼らず自分たちで不動産の行先を決めておくことが、家族全員の安心につながります。早めに子世代の意向を確認しておくことが重要です。

③ 親から相続した不動産の扱い

親が亡くなり相続した実家・土地を、どう扱うべきか判断できないまま時間が経つケースがあります。相続登記の義務化(2024年4月)により、放置すると過料の対象になることもあります。60代のうちに相続不動産の整理を完了させておきましょう。不動産相続の手続きと売却については別記事で詳しく解説しています。

3. 売却か・活用か・維持か——自宅の扱いを決める

60代になると、自宅の扱いについて具体的な方針を決めるタイミングが来ます。主な選択肢は「売却」「活用(賃貸・リースバック)」「維持」の3つです。どれが正解かはご家族の状況・健康状態・資金計画によって異なります。

売却
  • まとまった老後資金を確保できる
  • 固定資産税・維持費の負担がなくなる
  • 管理の手間から解放される
  • 住み替えや施設入居の資金に充てられる
活用・維持
  • 賃貸収入で定期的な収入を得られる
  • 将来的に再度利用する選択肢が残る
  • 資産として子世代に残せる
  • リースバックなら住み続けながら現金化も可能

リースバックという選択肢

「今の家に住み続けたいが、老後資金も確保したい」という方には、リースバック(自宅を売却後に賃貸として住み続ける方法)という選択肢もあります。まとまった資金を得ながら住み慣れた家に暮らし続けられるメリットがある一方、賃料の負担や将来的な買い戻しの条件なども確認が必要です。三幸住宅では、こうした複合的な選択肢についてもご相談に応じています。

POINT

「売却か活用か」の判断に迷ったら、まず現在の相場を把握することから始めましょう。「今いくらで売れるか」という具体的な数字があるだけで、選択肢の優先順位が見えやすくなります。査定は無料・強制なしです。

4. 相続対策を現実的に進めるタイミング

60代は、相続対策を「絵に描いた餅」ではなく現実的に進めるべき年代です。子どもに不動産を残すにせよ・売却するにせよ、事前の準備が家族間のトラブル回避につながります。

遺言書の作成

「誰に何を残すか」を明記した遺言書があるだけで、相続手続きが大幅にスムーズになります。公正証書遺言は費用はかかりますが法的効力が高く、家族間の争いを防ぐ効果があります。60代のうちに一度、司法書士や弁護士に相談しておくことをおすすめします。

生前贈与・家族信託の検討

相続税の負担を減らすための生前贈与や、認知症に備えた家族信託(財産管理を家族に任せる仕組み)も、60代から検討しておくと安心です。これらの手続きは時間がかかるため、早めに専門家に相談することが重要です。三幸住宅では税理士・司法書士との連携サポートも行っています。

不動産の名義確認・登記状況の整理

親から相続した不動産の名義変更が済んでいるか、共有名義になっていないかを確認しておきましょう。共有名義の不動産は売却時に全員の合意が必要になるため、後々のトラブルになりやすいです。60代のうちに整理しておくことが重要です。

5. 老後の住まいを見直す3つのポイント

「今の家にずっと住み続ける」と決めている方も、60代のうちに以下の3点を確認しておくと、将来の不安が大きく減ります。

① バリアフリー化のタイミング

まだ元気なうちにバリアフリーリフォームを計画しておくと、費用を分散できるうえ、業者選びも焦らず進められます。段差解消・手すり設置・浴室改修などは、介護保険を活用した補助金制度もあります。60代前半のうちに検討しておくのがベストです。

② 維持費・固定資産税の試算

年金収入になってからの固定資産税・修繕費・管理費の合計を試算しておきましょう。収入に対して維持費の割合が高い場合、コンパクトな住まいへの住み替えや売却という選択肢が浮上します。三幸住宅では、碧南市エリアの住み替え事例を多数持っており、ご相談いただけます。

③ 介護施設への入居を見据えた準備

将来的に介護施設への入居が必要になった場合、自宅を売却してその費用に充てるケースがよくあります。入居が必要になってから慌てて売却しようとすると、価格交渉の余裕がなくなります。60代のうちに「いざとなったら売れる状態かどうか」を確認しておくことが大切です。

6. よくある質問(FAQ)

Q まだ売ると決めていないのに査定を頼んでいいですか?
A もちろんです。「今いくらになるか知りたいだけ」という段階からのご依頼も大歓迎です。相場を把握しておくだけで、老後の資金計画が具体的になります。費用は一切かかりません。
Q 子どもが家を引き継ぐかどうか決まっていません。それでも相談できますか?
A 大丈夫です。「決まっていない」段階だからこそ、早めに選択肢を整理しておくことが重要です。売る・残す・活用するの全方向からご提案します。
Q 相続した実家の名義変更が済んでいません。どこに相談すればいいですか?
A まずは三幸住宅にご相談ください。相続登記の手続きは司法書士が担当しますが、三幸住宅が窓口として専門家をご紹介し、売却や活用の方針も含めてワンストップでサポートします。
Q 夫婦で意見が分かれています。どちらかだけで相談しても大丈夫ですか?
A 情報収集・相談だけであれば問題ありません。「話のたたき台として相場や選択肢を知りたい」という使い方も大歓迎です。できればご夫婦お揃いでお越しいただくと、その場でより具体的なご提案ができます。

まとめ|60代の今が、動ける最後のチャンス

この記事では、60代から始める不動産終活のポイントをご紹介しました。重要なポイントを整理すると以下の通りです。

  • 60代は「情報収集」ではなく「具体的に動く」タイミング——健康なうちが動きやすい
  • 定年後の維持費・子世代の意向・相続不動産の3つが主な課題
  • 売却・活用・維持の選択肢を比較し、老後の資金計画と合わせて方針を決める
  • 遺言書・生前贈与・家族信託など相続対策は60代のうちに着手しておく
  • 介護施設入居を見据えた準備は、余裕のある60代のうちが最適

「まだ元気だから大丈夫」と思っているうちが、実は最も動きやすい時期です。三幸住宅では、60代のご夫婦での来店相談・情報収集だけの相談も歓迎しています。碧南市・高浜市・西尾市エリアの不動産終活のご相談は、お気軽にお問い合わせください。

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