もう一度確認しましょう 熱中症対策
あたりまえになったけど、もう一度確認しよう:熱中症対策
気温が高くなる季節が近づくと、毎年のように耳にする「熱中症」。最近ではその危険性が広く知られるようになり、「水分補給」や「暑さを避ける」などの対策が“あたりまえ”となっています。しかし、その“あたりまえ”が本当に実行できているか、改めて確認することが大切です。今回は、熱中症の基礎知識から最新の対策方法までを分かりやすくご紹介します。
熱中症とは?
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間さらされることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなる状態のことです。重症化すると意識障害や命に関わる危険性もあります。特に高齢者や子ども、持病のある方は注意が必要です。
よくある症状
- めまい・立ちくらみ
- 頭痛・吐き気
- 筋肉のけいれん(こむら返り)
- 異常な発汗または汗が出なくなる
- 倦怠感・意識がぼんやりする
これらの症状が出たときは、すぐに涼しい場所で休息し、水分と塩分を補給することが重要です。改善しない場合は、医療機関を受診してください。
基本の熱中症対策
- こまめに水分補給(1日1.2リットル以上を目安に)
- 塩分補給も忘れずに(経口補水液や塩飴など)
- 暑い時間帯の外出は避ける(特に11〜15時)
- 日傘・帽子・通気性の良い服を活用
- 部屋の温度はエアコンで適切に管理(28℃以下に)
高齢者・子どもは特に注意
高齢者は暑さを感じにくく、喉の渇きを感じる感覚も鈍くなっているため、脱水状態に陥りやすい傾向があります。子どもは体温調節機能が未発達で、地面に近い分気温の影響を受けやすくなります。周囲の大人がこまめな観察と声かけを行うことが大切です。
屋内でも油断禁物
熱中症は屋外だけでなく、室内でも発症します。風通しが悪い場所や、寝ている間の脱水など、意外なタイミングで起こり得ます。扇風機やエアコンを活用し、室温・湿度をこまめにチェックしましょう。夜間もエアコンを適切に使用することが重要です。
碧南市の「クーリングシェルター(碧南涼み処)」を活用しよう
愛知県碧南市では、夏季の熱中症対策として「クーリングシェルター(碧南涼み処)」を設置しています。令和7年(2025年)4月23日から10月22日まで、市内の公共施設や郵便局など合計20か所が指定されており、どなたでも自由に涼みに立ち寄ることができます。
空調が効いた室内で安心して休憩できる場所として、たとえば「ものづくりセンター」では涼しい展示スペースが開放され、椅子なども配置されています。市民だけでなく、外出中の方や高齢者にも便利で安全な避暑スペースです。
碧南市は「避難所ではなく、気軽に利用できる涼み処として活用してほしい」と呼びかけており、熱中症対策の一環として積極的に利用することが推奨されています。
最新の対策・便利アイテム
- 冷感素材の服・ネッククーラー
- 携帯型ファン・ミスト付き扇風機
- WBGT値(暑さ指数)をチェックできるアプリ
- 熱中症アラート機能つきの天気予報アプリ
技術の進歩により、身近な熱中症対策グッズが充実しています。ぜひ積極的に取り入れましょう。
職場・学校での注意点
職場や学校では、集団生活の中での熱中症対策が重要です。空調管理や定期的な水分補給の声かけ、作業の合間の休憩時間など、組織としての意識と行動が求められます。特に屋外作業や運動部活動ではリスクが高まるため、監督者が適切に判断しましょう。
緊急時の対応
熱中症が疑われる場合は、すぐに以下の対応を取ってください。
- 涼しい場所に移動させる
- 衣服を緩め、体を冷やす(首・脇・足の付け根)
- 水分・塩分をゆっくりと摂取
- 意識がない・返答があいまいな場合は救急車を呼ぶ
まとめ
熱中症は誰にでも起こりうる身近な健康リスクです。基本的な予防を“あたりまえ”として継続すること、環境や体調に応じて適切に対応することが、命を守る第一歩です。毎年のように繰り返される猛暑に、慣れず、怠らず、確実な対策を心がけましょう。
この夏も、安全・安心に過ごすために、自分自身と大切な人の健康を守る行動をとっていきましょう。
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こちらは「熱中症対策」について、碧南市の三幸住宅の記事です